売上をあげ、利益を残すためには価格のつけ方が重要です。

では、正しい価格のつけ方はあるのでしょうか?

実は、「正解はない!」というのが僕の考え方です。

その理由と、よくある間違いについてお話します。

間違った価格のつけ方

クライアントさんの中でも
間違った価格のつけ方をされている方が多くみえます。

その中で、よくある間違いを2つご紹介します。

原価から設定する

飲食店などの店舗型ビジネスで、
原価がかかるビジネスで多い間違いです。

このような場合によくあるのが、
原価率を設定し、それに合わせて価格をつけるという間違いです。

例えば、
原価が300円の商品に対し、
原価率をだいたい30%くらいに抑えたいので
商品の価格を900円~1,000円で設定するというものです。

この考え方は、確かに利益は残りますが、

・どれが売りたい商品なのか?
・おすすめの商品はなにか?

といったことがぼやけてしまいます。

すると、その店舗ならではの魅力や強みがなくなり
お客さんが来なくなるということになってしまいます。

同業者や業界に合わせる

これは、原価がかからない美容院やサロンなどのビジネスで
よくあるパターンです。

原価がかからないので、価格をつける基準がありません。

なので、どの価格帯ならお客さんに受け入れられるかが分からないので
売れている同業種や業界の価格をまねてしまうといった傾向にあります。

ですが、この考え方も独自のサービスの差別化ができず
価格だけで判断されてしまいます。

そのため認知が不十分の場合には、お客さんが集まらず、
売上をあげるために、値下げをしなくてはならないといったことになります。

では、どうしたらこのような間違いを防げるのでしょうか?

正しい価格のつけ方

あなたがおこなっておいるビジネスによっても違いますが、
基本となる考え方をお伝えします。

ポイントは3つです

1.トータルで利益がでる仕組みを考える

間違った価格のつけかたをしてしまうと、
あなたのお店のウリが分からなくなってしまいます。

そこで、大切なことは最終的に利益が出るように考えておくということです。

具体的には、
お客さんを呼び込む商品」と「利益を出す商品」を分けておくことです。

要は”客よせパンダ”的な商品を作るということですね。

お客さんを呼び込む商品が赤字でも、
その後に利益の出る商品を注文してもらえるよう 仕組みを作ることで、
トータルで利益を確保できればいいんです。

その仕組みをもとに価格を考えてみてください。

ただし、今のあなたのビジネスでの数字を
しっかり把握してから取り組んでくださいね。

数字を把握しないで、感覚で取り組んでしまうと
大失敗になりかねません。

2、商品・サービスの良さをしっかり伝える

あなたの商品やサービスに自信があるならば、
同業や業界の価格を気にする必要はありません。

なぜなら、人は高いものはいいものと思い込みがちだからです。

回転すしと普通のお寿司屋さんと比べたら
普通のお寿司屋さんさんの方が、きっとおいしいだろうと思いますよね。

この場合、ターゲットにしている層が極端に違うので、
全てが当てはまるという訳ではないですが、考え方は同じです。

全部のお客さんに気に入ってもらう必要はないんです。

あなたの商品やサービスがお客さんに与えるベネフィット(ご利益)を、
あなたのお客さんにしっかり伝えることに集中してください。

うまく伝えることができれば、
同業や業界より高い価格でも、お客さんは来てくれます。

3.自分が妥当だと思う価格を考える

美容院・整体院・サロンなど、自分の技術を売りにしている
ひとりビジネスの方にとって参考になる考え方です。

ほとんどの方は、自分のビジネスにおいて
自分が妥当だと思う価格よりも安い価格をつけているといわれています。

安い価格では、理想の売上をあげるために、お客さんの数が必要になります。

お客さんの数を増やそうとすると、
働く時間を増やしたり、休みをなくしたりということが起こり始めます。

これではいくら売上があがっても、カラダがもちません。

しかも、思ったより利益は残らないものです。

こうならないようにするために
あなたの理想の時給を考えておくことです。

理想の年収を考えたことはあっても、時給を考えたことってないですよね。

例えば年収1000万を稼ぎたいとします。

理想の年収を自分が働きたい日数と、
一日に働く時間で割れば、あたなの理想の時給がでます。

今の時給が理想より低いようであれば、
あなたの理想の時給に近づけるようにビジネスを見直してみてください。

理想の時給がわかれば、妥当な価格も自然と分かるようになるはずです。

まとめ

正しい価格をつける考え方について

トータルで利益がでる仕組みから価格を考える
商品・サービスの良さをしっかり伝える
自分が妥当だと思う金額を設定する

という3つのポイントをお伝えしました。

もちろん、すべてのビジネスがこの考え方でうまくいくというものではありません。

おこなっているビジネスや、提供している商品・サービスによって変わってくるからです。

だからこそ、最初に「正解はない!」とお伝えしたんです。

ただ、今回の考え方は価格をつけるうえで参考になるのは間違いありません。

後は、とにかくやってみるだけです。

ダメなら原因を見つけて修正すればいいんです。

価格は一度決めたら変えていけないなんてルールはないんですから、
何度でもテストしてみてください。